【万里の長城】東と西の端っこも紹介!いろんな景色を画像付きで説明します
「万里の長城」、一度は耳にしたことがあると思います。
本や教科書、テレビなんかでも紹介されることもあったりします。
でも、、
万里の長城って、とてつもなく長い建造物。
実際は地域や作られた年代によって全く違うんです。
そこで、
今回は、「これぞ万里の長城」という見たことがある場所から、
東と西の端っこまで。
いろんな「顔」を持つ、万里の長城をお楽しみください。
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コンテンツ
北京近郊の万里の長城
万里の長城といえば、壮大な建築物。
そのため、地域や作られた時代によって、さまざまな表情を見せてくれるんです。
では、早速紹介していきますね。
八達嶺(はったつれい)長城
観光地として、整備された万里の長城。
万里の長城というと、こんな映像や画像が使われることが多いでしょう。
Source : Flicker /Photo by Kyle Magnuson
北京からも近く、観光地として人気なため、混雑は覚悟しないといけません。
Source : Flicker /Photo by David Pursehouse
週末や中国の休日にあたる日などの観光は避けた方がいいでしょう。
アクセスは?
北京市からは車で1時間半ほど。
公共交通機関を利用するなら、鉄道もおすすめ。
地下鉄の「西直门」駅から、1時間ほどで近くまで行けます。
八達嶺までのツアーも充実していますので、
日本の旅行会社に相談してみてもいいかもしれませんね。
司馬台(しばだい)長城
北京から北東へ100キロ以上行くとあるのが、司馬台長城。
急峻な山々に築かれた長城は、荒々しく感じます。
Source : Flicker /Photo by Jennifer Morrow
修復も不十分な個所があるのは、わざと雰囲気を出すため?
Source : Flicker /Photo by Jennifer Morrow
北京から距離があるためか、観光客は少なめ。
落ち着いて風景を楽しみたい人におすすめです。
アクセスは?
路線バスを利用するのが一般的ですが、初心者には難易度が高いですね。
旅行会社に相談してみるのが一番でしょう。
金山嶺(きんざんれい)長城
最も美しい長城ともいわれる、金山嶺(きんざんれい)長城
周囲の風景とのコントラストが美しい。
Source : Flicker /Photo by NH53
北京から130キロ以上という距離にあるため、混雑はしません。
時間をかけてでも行きたい万里の長城です。
Source : Flicker /Photo by Kyle Taylor
アクセスは?
かなり不便です。
個人で行くのは難しいでしょう。
北京から遠いので、近隣の都市で一泊できるようなスケジュールを組んでもいいかもしれません。
夕焼けも眺めて、ぜひいい写真を撮ってみてください。
蟠龍山長城
ほとんど修復されていない長城。
下手に整備されているより、雰囲気を楽しめるのがいいですね。
曲がりくねった長城を一望できるのも魅力の一つ。
慕田峪(ぼでんよく)長城
慕田峪長城もオススメのひとつ。
八達嶺と同じか、それ以上の光景を目にすることができます。
北京からのアクセスも悪く、また長城自体も危険な個所があるため、
団体ツアーかガイドを手配して訪れるといいでしょう。
20代女性の口コミによると、、
夏だったので、暑くて体力的に厳しい。
しかも、観光客も多く、混雑していたため、じっくり観光することができなかった。
でも、やはり素晴らしすぎて感動は大きく、中国の歴史をもっと知りたくなる場所です。
歩いても歩いてもゴールはないので、自分の体力と相談して楽しめる距離を歩いて満喫するのがいいかなと思います。
箭扣(せんこう)長城
北京から北へ車で3時間ほど。
そこに箭扣長城が築かれています。
写真を見てもわかるとおり、かなり険しいです。
Source : Flicker /Photo by Taso Viglas
これは、登山ですね。
ツアーガイド必須です。
安全第一でチャレンジしてみてください。
居庸関(きょようかん)長城
北京から八達嶺の長城へ向かう途中にあるのが、居庸関長城です。
かつて、ここには居庸関という関所があり、重要な役目を果たしていた場所。
モンゴル軍が北方から侵略してきたときにも、この居庸関を通ったとされています。
Source : Flicker /Photo by Steve Langguth
居庸関に興味がある方は、八達嶺のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
老牛湾長城(ろうぎゅうわん)
黄河と万里の長城が交わるところ、それが老牛湾です。
くねった川は黄河。突き出た岬には、長城が築かれています。
黄河が大地を削ってきた歴史が感じられ、その風景を一望することができるのです。
場所は、北京市からちょっと離れた山西省というところ。
簡単にはアクセスできないですが、魅力的な長城です。
西の万里の長城はどうなっている?
嘉峪関(かよくかん)
甘粛省嘉峪関市という北京から1000キロ以上も離れた西に位置するのが嘉峪関です。
万里の長城のほぼ一番西にある関所ですね。
1372年の建設当時の姿を残す珍しい建築物。
嘉峪関からは万里の長城が遠くまで連なっているのがわかりますか?
このあたりの万里の長城は土の壁として残っています。
北京郊外の大きな長城とは大きく違っているので、新鮮に感じたりします。
玉門関(ぎょくもんかん)
西の守りの要(かなめ)が玉門関です。
甘粛(かんしゅく)省の敦煌(とんこう)市の北西に位置し、重要な関所として、活躍しました。
現在残っているのは、土壁のような建築物のみ。
紀元前100年ころ(「漢」の時代)にこの場所に築かれたといわれています。
当時は周囲にも万里の長城が連なっていたんでしょうか。
今は何もない荒野ですが、当時の風景を想像してみると面白いでしょう。
アクセスは?
敦煌市から100キロ程度離れていますので、車をチャーターするか、旅行会社に相談するしかありません。
陽関(ようかん)
玉門関とともに古代から活躍していたのが、陽関です。
こちらもほとんど遺跡が残っていませんが、小高い丘に残った遺跡はちょっと淋しげです。
関所として活躍していた時代はどんな風景だったんでしょうね。
アクセスは?
玉門関を訪問するなら、一緒に陽関も訪問するように車をチャーターしましょう。
また、旅行会社に問い合わせてみるといいプランを提案してくれるかもしれません。
万里の長城の「端っこ」って見たことありますか?
東の「端っこ」って、海につながっているんですよ。
まず、東の端っこは、こんなところ。
海に突き出てしまっているんです。
「老龍頭」と呼ばれていて、人気のスポットなんですよ。
中国の東は海なので、海に繋がるというのは、当然と言えばそうなんですが、不思議な光景ですね。
じゃ、西の「端っこ」は?崖で途切れています。
今度は西の端っこです。
甘粛省の嘉峪関の近くで万里の長城が終わっています。
この土の塊が最終の万里の長城の終点とされています。
ちょっと想像してたのと違うって思いません??
何?この土の塊?
ちなみに、この土の塊である万里の長城はこんな崖で位置しています。
西の端は崖で終わっていたんですね。
確かに、こんな切り立った崖なら、万里の長城を作る必要ないですよね。。
登ってみたくなる万里の長城
懸壁長城
嘉峪関に行くことがあったら、是非この長城にも寄ってみてください。
それがこの懸壁長城。
山に駆けあがるかのように築かれているのが特徴です。
途中はかなり急ですので、足元に注意です。
手すりはありません。
苦労して登るとこの絶景!
中央を左から右に走っている「線」も万里の長城なんですよ。
嘉峪関周辺は万里の長城の宝庫なんです。
ありきたりの長城に飽きてしまったら、是非訪れてほしい街です。
万里の長城をもっと知ってほしいんです。
万里の長城っていつできたの?
秦の始皇帝が建築したとされていますが、正しくありません。
中国の春秋戦国時代という大昔(2400年ほど前)くらいから建設されていました。
その後、各時代の王朝が、それぞれ新しく作ったり、継ぎ足ししたりと徐々に建設が続いていったのです。
なので、、
部分によって、建築された時代が違うんですね。
たとえば、『この場所の「万里の長城」は西暦1700年くらいにできた』とかという表現はできるのです。
宇宙から見えるってホント?
肉眼では難しいようですね。
以前、中国の宇宙飛行士が宇宙から地球を見たようなんですが、全く見えなかったとのこと。
確かに距離は長いですが、あんなに細長い建築物が見えるっていうのもおかしいですね。
誰が言い始めたことなのか、ちょっと謎です。。
注意点
服装編
万里の長城がある中国の北部では、日本とは全く違う気候です。
特に夏と冬は注意してください。
夏
日本と比べても暑くなることがあります。
日焼け止め、帽子などを準備して、また水分補給も欠かさず行いましょう。
冬
日本の冬よりかなり寒いです。
日本の真冬以上の防寒対策を行ってください。
春、秋
万里の長城、観光のベストシーズンでしょう。
日本より、春と秋の期間は短いですが、日本と同じような服装で構いません。
★雨の日は、特に足元が滑りやすくなっています。
歩きやすく、また滑りにくい靴で観光してください。
あまりにも天候が悪い日は観光自体を延期するということも考えたほうがいいでしょう。
トイレはあるの??
八達嶺のような観光地化され、訪問者が多いところほど、トイレが充実しています。
マイナーな場所になればなるほど、トイレ環境が悪化しますので、覚悟が必要ですね。
時間をとってでも、事前に済ませておきましょう。
まとめ
一口に万里の長城といっても、いろんな種類があって面白いですよね?
日本のテレビなどのメディアでは、あんまり紹介してくれない意外な写真も楽しんでいただけたのではないでしょうか?
中にはアクセスが難しい長城もありますが、是非訪問してください。
テレビでは伝えてくれない、中国の意外な一面を知ることができるでしょう。
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